電動自転車を雨ざらしで保管されている方の
中には、電動自転車って雨ざらしでもだいじょうぶ?
と不安になっている方も多いのではないかと
思います。
また、新しく電動自転車を購入し、
毎回自転車カバーをかけるのもめんどくさいし
雨ざらしじゃだめなのかな?
と考えているかたも多いと思います。
電動自転車と雨の関係について詳しく解説したいと
思います。
電動自転車への雨ざらしによる影響
電動自転車を雨ざらしにすると、
いくつかの影響があります。
まず、電動自転車は電気を使って動くため、
水との相性はあまり良くありません。
雨水が電動部分に入ってしまうと、
故障の原因になることがあります。
また、自転車のフレームやチェーンも
雨水が原因で錆びることになります。
こうしたことからもわかるように、
電動自転車を雨ざらしにするのは
極力さけたほうがいいと言えます。
それでも万一、電動自転車が雨ざらしになった時に
大切になのが、雨ざらしになったあとの
電動自転車のケア(メンテナンス)です。
ここからは、雨ざらしで気をつけたい部品や、
雨の日の対策、電動自転車のケアなどの
具体的な方法などを一緒に見ていきましょう。
雨ざらしで心配な電動自転車の部品
電動自転車は普通の自転車と違って、
電気を使って動く部分があるから、
雨にさらされると心配な部品がいくつかあります。
特に注意したいのは、次の3つの部品です。
バッテリー
電動自転車の心臓部であるバッテリーは、
水に弱いです。
バッテリーが水に濡れると、性能が低下したり、
最悪の場合は故障の原因となり
動かなくなってしまいます。
モーター
モーターは電動自転車を動かす力を出す
大事な部品です。モーターが水に濡れると、
故障や性能の低下につながることがあります。
電動自転車本来の性能が発揮されないということは
重たい自転車になってしまいますね。
電子回路
電動自転車の操作や機能に関わる部分で、
雨水が入るとショートしてしまうことも。
ショートすると回路がだめになり正常に
動作しなくなります。
これらの部品を守りこわれてしまった。。
とならないために、雨ざらしにしない、
または雨に濡れたあとはしっかりと
乾燥させることが大切です。
バッテリーは取り外して室内に保管したり、
雨が降りそうなときは防水カバーを使うなどの
対策をしていきましょう。
電動自転車を守る!雨ざらし対策ガイド
ここでは電動自転車を少しでも長持ちさせる
ための雨ざらし対策をいくつか紹介します。
防水カバーの使用
電動自転車用の防水カバーを使うことで、
雨水から自転車を守ることができます。
使用しない時もカバーをかけておくと、
ほこりや日光からも保護できます。
雨から守ると同時に、色あせ対策にも
なります。
屋根のある場所に保管
自転車カバーは面倒だな。。。
と、思う方は屋根のある場所に電動自転車を
停めましょう。
その他
サイクルハウスがネットショップなどで
売られています。
こちらの画像のようなものです。
引用元: Amazon
大きさはいろいろなものがありますので
1台とめるのか、2台とめるのかで
検討してもらえたらいいかと思います。
我が家でも娘が通学で電動自転車を使っているので
サイクルハウスをおいて雨や日光から
電動自転車を守っています。
番外編
場所をとってしまいますが、
キャンプなどで使うタープをたてて
対策するのもいいかとおもいます。
ただアパートなどではできませんが、、、
バッテリーの取り外し
長い時間、雨にさらされることが
分かっている場合は、バッテリーを取り外して
室内に保管することをおすすめします。
これにより、バッテリーの寿命を延ばす
ことができます。
定期的なメンテナンス
雨の日に乗った後、雨ざらしになったあとは、
自転車をよく拭いて乾かしましょう。
特に、電動部分やチェーンに注意して、
錆や劣化を防ぎましょう。
サビや劣化がはじまるとカラカラと異音がするように
なったりします。そうしたことを防ぐためにも
雨にぬれたときはしっかりとメンテナスも
行いましょう。
防錆スプレーの使用
チェーンやネジなどの金属部分には、
防錆スプレーを定期的に使用すると良いでしょう。
これにより、錆を防ぐことができます。
これらの対策をすることで、
雨の多い季節や地域でも電動自転車を安全に
長く使い続けることができます。
電動自転車を大切に扱うことは、
快適な乗り心地を維持することはもちろん、
電動自転車を長持ちさせましょう。
雨の後のメンテナンス方法
何度も言いますが、雨の日に電動自転車を使った後は、
ちゃんとメンテナンスをすることが大切です。
雨水が自転車のいろいろな部分に影響を
及ぼさないように、以下のステップで電動自転車を
ケアしていきましょう。
自転車をよく拭く
電動自転車を使った後、特に雨の日は、
タオルや乾いた布で自転車をよく拭きましょう。
水分を残さないことが錆びを防ぐポイントです。
チェーンとギアの掃除
チェーンやギアには泥や砂がつきやすいので、
ブラシを使ってきれいに掃除しましょう。
その後、専用の潤滑油を塗って、
動きをスムーズに保ちます。
バッテリーのチェック
バッテリーの端子に水分がないか確認し、
あれば乾いた布で拭き取りましょう。
バッテリーの寿命を長くするためにも、
この作業は重要です。
電動部分の確認
モーターやコントローラーなどの電動部分に
異常がないかチェックしましょう。
問題があれば、早めに近くの自転車屋さんに
相談しましょう。
タイヤの空気圧の確認
雨でタイヤの空気圧が変わることがあります。
適切な空気圧に調整することで、
安全に乗り続けることができます。
空気がないとすべりやすくなって、
ケガのもとにもありかねないので
しっかりと確認をおこないましょう。
これらの簡単なメンテナンスを行うことでも、
電動自転車を長持ちさせ、
いつも快適に乗ることができます。
雨の日の後は特に、これらのポイントをチェックし
メンテナスを行いましょう。
雨に強い電動自転車の選び方
雨の対策がどうしてもできない方は、
雨に強いモデルを選ぶことが大切です。
雨に強い電動自転車を選ぶときのポイントを
いくつか紹介します。
参考にしてみてください。
防水性能が高いこと
電動自転車を選ぶときは、バッテリーやモーターが
高い防水性能を持っているか確認しましょう。
商品の説明やスペックで「IPX」という防水等級が
記載されていることがあります。
IPX4以上の等級があれば、雨の中でも安心して使えます。
さて、あなたはIPマークって聞いたことありますか?
このIPマーク、「防水性」や「防塵性」を
示すマークです。
電動自転車やスマートフォンなど、
たくさんの電気製品についているんですよ。
IPマークは、二つの数字でできていて、
それぞれが特別な意味を持っています。
IPマークの数字の意味
IPのあとの最初の数字(0~6)は、
ほこりからどれだけ守れるかを示します。
数字が大きいほど、ほこりからよく守れることを
意味します。
IPマークの後の二つ目の数字(0~8)は、
水からどれだけ守れるかを示します。
この数字も、大きいほど水からよく守れる
ということになります。
ここでわかりやすく参考例をだしましょう。
たとえば、「IP68」というマークがあったら、
「防塵性(6)」や「防水性(8)」なので、
ほこりから一番守れて、水にも一番強い
大丈夫な製品だということがわかります。
IPX4という表記の場合はどうなるのでしょうか?
この製品は、水しぶきからは守れますが、
ほこりからどれだけ守れるかは示されていません。
IP67という表記の場合
ほこりから一番守れて、一時的に水の中に入れても
機器が機能するぐらい大丈夫です。
一番強い電動自転車がほしいというかたは、
「IP68」というマークがある電動自転車を
選びましょう。
サビにくい素材を使用していること
フレームやチェーンなどの素材が
サビにくいものであるかも重要です。
アルミニウムやステンレス製の部品を
使用している電動自転車は、錆びにくく、
長持ちします。
選ぶ際には参考にするとよいでしょう。
この2点が雨に強い電動自転車を選ぶ時の
ポイントになります。
雨に強い電動自転車を購入したい方は
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
電動自転車を雨ざらしにしても大丈夫?安全に使う秘訣:まとめ
ここまで電動自転車を雨ざらしにするリスクや対策
などについていろいろとみてきましたか、
わかりやすくまとめておきます。
購入の際は、防水性能に優れたモデルを選びましょう。
防水カバーや屋根のある場所での駐輪など、雨ざらしにならないようにしましょう。
使用後はしっかり乾燥させ、定期的なメンテナンスを行いましょう。
結論、電動自転車を雨ざらしにすることは、
だいじょうぶではないということを理解して
おきましょう。
劣化をはやめたり、故障の原因にも
なるということです。
対策、ちょっとした知識を知るだけで、
電動自転車を長く愛用することが可能になります。
雨が気になる方は、強い電動自転車を上手に選び、
賢く使いこなしましょう。
電動自転車はけして安くないので、
少しでも長く使いたいですね^^